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ニキビをなんとかしたい! Vol.1

ニキビをなんとかしたい! Vol.1

これ、ご相談いただく悩みの中でも本当に多いテーマです。 ニキビには
A) いま生じているニキビを抑えたい方 と、
B) ニキビ跡に悩まされている方
の2パターンがいらっしゃいますので、分けて解説していきますね。

ちなみに私自身は、人生でニキビに悩んだことがほとんどありません。
そのため、患者様の治療経過や得た知識ベースでのお話になります。実際に今まさに苦しまれている方とは、少し感覚や視点がずれている部分もあるかもしれません。その際は遠慮なく教えていただけると勉強になります!

A) いま生じているニキビを抑えたい

今回はまずこちらから。
健やかな肌の場合、毛穴につながる皮脂腺で皮脂が作られ、毛穴を通って肌表面へ分泌されます。この皮脂が蓋の役割をして肌の潤いを保ちます。

しかし、皮脂を作り出す皮脂腺でアクネ菌が増殖してしまうと、化膿して皮膚の深い部分で炎症を起こし、赤みや痛みが生まれます。化膿した皮脂が外へ排出されれば炎症は引きますが、これを何度も繰り返すことで、皮膚に色素沈着が残ったり凹んで痕になったりしてしまうのです。

アクネ菌は酸性の環境下で増えやすい性質があります。では、どういった時に体が酸性に傾くのでしょうか?

  • 糖質や脂質の過剰な摂取

  • ストレスや月経によるホルモンバランスの乱れ

  • 睡眠不足や便秘による代謝の低下 などが挙げられます。

また、炎症を起こしている部位は毛細血管が広がって赤みが出ますが、血流が良くなっている分、皮膚の温度が上がって乾燥しやすくなります。乾燥した肌は外部からのダメージに弱くなるため、守ろうとして角質を厚くしていきます。その結果、肌が固く厚くなって毛穴が詰まりやすくなるのです。

つまり、しっかり保湿をすることも非常に重要なポイントです。
特に、加齢に伴い皮脂分泌は減り肌の水分量は低下していくので、気が付かないうちに乾燥による皮脂分泌過多→コメドやニキビの散発がおこるようにあkkなります。30代過ぎると肌質変わる、などよく言われますが、本来ニキビ肌というのは20代までのものであり、30代を過ぎてもニキビができるのはスキンケアにより十分な保湿ができておらず、肌の水分量が減ることで乾燥しやすくなることが大きな原因であると考えています。
日頃の生活習慣を見直すだけでも、改善に繋がるポイントはたくさんあります。

では、具体的にどのような治療法があるのでしょうか?
実は、アプローチ方法は非常に多岐にわたります。

【保険診療の範囲】
では、抗生物質や厚くなった皮膚の新陳代謝を促す塗り薬(過酸化ベンゾイルなど)、ビタミン剤や抗生物質・漢方などの内服薬などが中心となります。

【自由診療(自費)の場合】は、

  • ピーリング:厚くなった角質をやわらかく整えて取り除き、詰まった皮脂を出しやすくします。

  • LED(発光ダイオード)照射:青色ライトで皮脂中のポルフィリンに働きかけてアクネ菌を殺菌し、赤色ライトで炎症を鎮めつつコラーゲン生成を促すことで、炎症を素早く抑えて傷跡を目立ちにくくします。

  • レーザー・IPL治療:色素レーザーで赤みや炎症を鎮めたり、炭酸ガスレーザーでごく小さな穴をあけて皮脂の排出を促したりします。

  • エレクトロポレーション・LDM・パック:保湿を目的とし、肌の代謝を促します

  • 腸活・マルチビタミン・マルチミネラルなどのサプリメント:腸内環境を整えたり、炎症後の創傷治癒を促すためのサプリメントです。慢性的なニキビには腸内環境が関係していることがわかっており、口周囲のニキビや慢性便秘がある場合は遅延型食物アレルギーによる腸内悪玉菌の増加などが考えられます。

「菌を抑え、炎症を鎮め、肌をやわらかく整えて再生させる」ということが根本的なアプローチになります。
そして日々のスキンケア。これに勝る治療はありません。
日本ではニキビ治療に対し過酸化ベンゾイルと呼ばれるピーリングを促す薬が保険で承認されており、ニキビ治療は保険で!と皮膚科の先生は推奨されております。しかし保険治療が認められていない韓国では正しいスキンケアでもニキビのできづらい肌になれると言われており、私自身も皮膚科医ではないため過酸化ベンゾイルを使用することなくスキンケアをメインとした治療で多くの患者様を改善に導いています。

本気でお悩みの方へ向けて、治療の選択肢はたくさん存在します。
クリニックによって対応できるメニューは異なりますが、どうか諦めないでくださいね。

崎尾怜子

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