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ドクター解説

【産婦人科医/DrTanakaのつぶやきの部屋】第7回 テーマ「腟内フローラを整えてデリケートゾーンを健やかに」

【産婦人科医/DrTanakaのつぶやきの部屋】第7回 テーマ「腟内フローラを整えてデリケートゾーンを健やかに」

【産婦人科医/DrTanakaのつぶやきの部屋】コラム
第8回🌺

腟内フローラを整えてデリケートゾーンを健やかに”
~細菌性腟症の予防と、更年期以降の不快な症状について~

《No.1✨》
「最近、おりもののにおいが気になる」
「デリケートゾーンが乾燥してヒリヒリする」
「以前より、かゆみや違和感を感じるようになった」
このようなお悩みはありませんか?

女性の腟内には、さまざまな細菌が存在しています。これらの細菌がバランスを保つことで、腟内の健康が守られています。
この細菌の集まりを「腟内フローラ(腟内細菌叢)」と呼びます。腟内フローラは、女性の健康を支える大切な要素の一つです。
今回は、腟内フローラの役割と、細菌性腟症、更年期以降に起こりやすいデリケートゾーンの症状についてご紹介します。

1.腟内を守る乳酸菌の働き
性成熟期の女性の腟内では、一般に
「ラクトバチルス属」という乳酸菌が多く存在しています。
ラクトバチルスは乳酸をつくり、腟内を適度な酸性に保ちます。この環境では、一部の病原性細菌が増えにくくなるため、腟の健康が守られます。
このように、乳酸菌は腟内の環境を整えるうえで重要な役割を担っています。
ただし、腟内の細菌バランスは、女性ホルモンの変化、抗菌薬の使用、腟内の洗いすぎなどによって乱れることがあります。

2.腟内フローラの乱れと細菌性腟症
腟内の乳酸菌が減り、ほかの細菌が増えた状態を
「細菌性腟症」といいます。
細菌性腟症になると、おりものが増えたり
魚のようなにおいがしたりすることがあります。
一方で、症状がほとんどない場合もあります。
また、治療後に再発することもあるため
腟内の細菌バランスを保つことが大切です。

腟には本来、細菌などを外へ排出して清潔に保つ「自浄作用」が備わっています。そのため、腟内を頻繁に洗うと、かえって細菌のバランスを崩すことがあります。
デリケートゾーンを洗うときは、外陰部(腟の入り口周辺)をやさしく洗い、腟内は必要以上に洗浄しないようにしましょう。

おりものの変化やにおいなど、細菌性腟症が疑われる
症状がある場合は、婦人科で診察と治療を受けることが大切です。

No.2次回は更年期以降に関して
お話をしたいとおもいます

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