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ドクター解説

【産婦人科医/DrTanakaのつぶやきの部屋】第6回 テーマ ”今どきの産後ケア”

【産婦人科医/DrTanakaのつぶやきの部屋】第6回 テーマ ”今どきの産後ケア”

【産婦人科医/DrTanakaのつぶやきの部屋】コラム
第6回🌺
【今どきの産後ケア】をテーマに✨
No.2は
尿もれ・膣のゆるみ・性交痛
― 産後のデリケートゾーンケア ―
です✨

出産後、「くしゃみをすると尿がもれる」「膣がゆるんだ気がする」「性交時に痛みがある」など、デリケートゾーンの変化を感じる方は少なくありません。

ただ、人にはなかなか相談しづらく、「出産したのだから仕方がない」と我慢している方も多いのではないでしょうか。

■ 出産後は骨盤底に大きな負担がかかります
骨盤底筋は、膀胱や子宮、直腸など骨盤内の臓器を下から支えている筋肉です。
妊娠中は大きくなった子宮を支え、経腟分娩では赤ちゃんが産道を通る際に大きく引き伸ばされます。そのため産後は一時的に骨盤底筋の働きが弱くなり、尿もれや下腹部の違和感、膣のゆるみを感じることがあります。

まず基本となるのは、骨盤底筋トレーニングなどの保存的なケアです。軽い尿もれや違和感は、時間の経過とともに改善することも少なくありません。
日常生活では、無理のない範囲で骨盤底筋を意識した体操を取り入れたり、重いものを持つ、強くいきむといった動作をできるだけ避けたりすることも大切になります。

■ 「膣のゆるみ」の原因は一つではありません
産後に「膣がゆるくなった」と感じても、その原因は人によって異なります。
骨盤底筋の機能低下が関係していることもあれば、膣壁そのものの変化や、出産時の会陰裂傷・切開などが影響していることもあります。
そのため、まずは現在の状態を確認し、骨盤底筋トレーニングや日常生活でのケアなど、その方に合った方法を考えていきます。

症状やご希望によっては、RF(高周波)を利用したFORMA Vなど、切開を伴わない美容婦人科的な治療をご提案できる場合もあります。

■ 授乳中の乾燥や性交痛も珍しくありません
授乳中はエストロゲンが低い状態になるため、膣や外陰部が乾燥しやすくなります。
その結果、性交時に痛みを感じたり、ヒリヒリした違和感が出たりすることがあります。また、会陰切開や裂傷後の瘢痕が痛みの原因となる場合もあります。
このような場合には、単純に「膣を引き締めればよい」というわけではありません。乾燥や粘膜の状態、瘢痕、骨盤底の状態などを確認しながら、それぞれに合ったケアを考えていきます。

ご自分でできるケアとしては、乾燥や刺激による違和感がある場合に、フェムケア用のオイルやクリームなどを使用し、デリケートゾーンの皮膚や粘膜を保護する方法もあります。

産後のデリケートゾーンの悩みは、決して珍しいものではありません。
「産後だから仕方ない」と我慢せず、気になる症状があるときには、一度ご相談いただければと思います😊

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