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ドクター解説

目の上の窪みの原因と治療法

目の上の窪みの原因と治療法

窪み目サンケンアイという言葉、聞いたことがあるでしょうか。目の上が窪んで影ができている状態を指します。セクシーな印象を与えるので、似合っていて素敵な方もいらっしゃいますが、一般的には、実年齢より上に見られてしまったり、疲れた印象を与えるため、治療を望む方も多くいらっしゃいます。
今回は原因と治療についてご説明します。

なぜ目が窪むのか。
理由はいくつかあります。
1.加齢による組織の変化
加齢により以下の変化が現れます。
・瞼を支える眼窩脂肪や皮下脂肪(roof)の減少。
・コラーゲン・エラスチンの減少による真皮層の減少。
・骨の萎縮により眼窩が広がり、組織を支える土台が後退する。

2、眼瞼下垂
瞼を開けるときに使う筋膜が緩み、連動している眼窩脂肪が奥に引き込まれ目の上が窪みます。

3、下眼瞼脱脂などの術後の変化
眼窩脂肪は眼球を包むように繋がっています。
そのため下眼瞼の眼窩脂肪を切除すると、目の上が窪むことがあります。

4、緑内障治療の副作用
プロスタグランジン(PG)関連の点眼薬(特にビマトプロストなど)を使用することで、窪み目が生じる副作用が起こることがあります。これは点眼薬がFP受容体を刺激し、脂肪細胞の分化や脂肪滴の産生を抑制することで、眼周囲の脂肪が萎縮するために起こります。

5、急激な体重減少による痩せ
皮膚の薄いまぶたは脂肪減少の変化が出やすい場所でもあります。

6、デジタルデバイスの酷使
長時間のスマホ使用などによる眼精疲労が筋肉の老化や血行不良を招き、原因となることがあります。

以上の原因を踏まえた上でここからは治療についてお話しいたします。
原因が眼瞼下垂なら眼瞼下垂に対する治療が1番ですが、それ以外となるとやはり注入や手術などでボリュームを足してあげる必要があります。私のお勧めはヒアルロン酸注入です。
なぜヒアルロン酸が適しているのか。
窪み目がある方は、1日の中で症状の日内変動があります。目元は皮膚が薄いので、むくみなどの影響が出やすい場所です。朝は浮腫んでいて凹みが気にならず、夕方になると凹むため気になるという方が多いです。これを踏まえ、朝でも夜でも違和感を感じない量に調整することが最も重要です。また目を開けている状態と目を閉じた状態でも見え方が違うため、目を閉じた時にもボコつきが気にならない必要があります。
手術だと真皮脂肪移植や脂肪注入となりますが、自家組織は生着率に変動があるので、術中の適切な量の判断が難しく微調整もしづらいです。
その点ヒアルロン酸は微調整がしやすく、少しずつ足すことができ、もし嫌だった場合に溶かすことも可能です。
これらの理由から私は目の上の窪みの治療はヒアルロン酸が1番きれいに調節できると考えています!と言っても、目の上ヒアルは非常に難しく、慎重に行うべき施術です。安易な治療は後悔につながる可能性もございますので、経験のある医師にぜひお任せ下さい!

次回は症例を提示します。
目の上の窪みが気になる方はぜひ見てみて下さい!

形成外科専門医 住永莉華子

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